Meeting Minutes Writer

トランスクリプトやメモから戦略コンサル品質の議事録を生成し、その後「自己レビューループ(最大3反復)」で議事録内の矛盾・整合性・アクションアイテムの漏れ・発言者名の誤り・日時/曜日のズレをチェックしてから完了報告するスキルです。

API不要

スキルパッケージをダウンロード (.skill) GitHubでソースを見る

目次

1. 概要

このスキルは、生のミーティング素材(トランスクリプト、メモ、別ツールで起こした録音テキストなど)を、エグゼクティブが3分で把握できる構造化議事録に変換します。ドラフト生成後は、ソース素材とドラフト自身を突き合わせる自己レビューループ(最大3反復)を実行し、5つの必須チェックを通過するか3反復が尽きるまで繰り返したうえで完了報告します。完了時にHIGH指摘が残っている場合は、その項目を明示的にフラグします。

対応言語: 日本語と英語の両方を一級市民として扱います。ソース言語に合わせて出力言語を自動決定し、日本語素材→日本語議事録(「会議情報」「アクションアイテム」「決定事項」など日本語見出し)、英語素材→英語議事録を生成します。バイリンガル会議の場合は多数派言語を採用し、固有名詞・引用・技術用語は元の言語のまま保持します。

近接するスキルとの位置づけ:

  • meeting-minutes-reviewer — レビュー専用(既存議事録の品質評価)
  • video2minutes — 動画→文字起こし。生成時に本スキルへ渡せます

2. 前提条件

  • Python 3.9 以上(必須の日付検証コマンドにのみ使用)
  • APIキーは不要
  • 追加パッケージは不要(標準ライブラリの datetime のみ)

3. クイックスタート

<<Transcript>> タグで素材を渡すか、トランスクリプトファイルを添付して「議事録を作って」と依頼してください。スキルは次を実行します。

  1. 6ステップの生成ワークフローでドラフト作成
  2. 自己レビューループ(最大3反復)
  3. 完了報告(出力パス/反復回数/反復ごとの修正件数/残存HIGH指摘/要手動確認項目)

ドラフト中の各日付に対し、曜日を以下で必ず検証します。

python3 -c "import datetime; d=datetime.date(2026,5,15); print(d.strftime('%Y-%m-%d %A'))"
# 2026-05-15 Friday

4. 進め方

スキルは 2フェーズ で動きます。

Phase 1 — ドラフト生成(ultrathink)

  1. メタデータ(会議名・日付・出席者)を抽出。欠落していれば推論し * To be confirmed を付与
  2. 発言者と役割を特定
  3. 議論スレッドをトピックに整理。長い議論は2〜3点のキーポイントへ要約
  4. 「やります/確認します/対応します/調べます」などのコミットメントは全てアクションアイテム化
  5. 明確な合意・指示は決定事項として抽出
  6. references/output_format.md の正準構造でドラフト出力

Phase 2 — 自己レビューループ(最大3反復)

iteration = 1
while iteration <= 3:
    findings = run_review(draft)
    if findings.is_empty():
        break  # クリーンパスで終了
    apply_fixes(draft, findings)
    iteration += 1

各反復で5つの必須チェックを実行します。

  1. 内部矛盾 — オーナー/期日/数値の自己矛盾
  2. 整合性 — ソースに対する忠実性、捏造内容なし
  3. アクションアイテムの漏れ — ソース中のコミットメントが全てテーブルに記載されている
  4. 発言者名の誤り — 表記の一貫性、誤帰属、敬称ミス
  5. 日時/曜日の誤り — 全ての具体的な日付について Python datetime で曜日検証

各指摘は重要度で分類:HIGH(完了をブロック)/MEDIUMLOW。指摘には場所・ソース引用・修正案を含めます(テンプレート: assets/findings_report_template.md)。

完了報告

ループ終了時のみ完了を報告します。報告には以下を含めます。

  • 最終議事録ファイルのパス
  • 実行した反復回数
  • 反復ごとに修正した指摘件数(件数+簡潔なサマリ)
  • 3反復後にHIGH指摘が残っている場合は明示的にフラグ
  • ユーザーに手動確認を要する * To be confirmed 項目一覧

5. 使用例

  • 長い製品計画ミーティングのトランスクリプトを、検証済み日付と完全なアクションアイテム付き議事録に変換
  • スタンドアップの簡潔メモを品質ゲート済み議事録にクリーンアップ
  • ソース言語に合わせたバイリンガル対応(日本語素材→日本語議事録)
  • 全ての決定とアクションがソースに遡及可能な、監査対応議事録の作成
  • LLMがやりがちな「来週火曜=間違った日付」の検出・修正

6. 出力の読み方

議事録の構造

### 1. Meeting Information
- **Meeting Name**: ...
- **Date**: 2026/04/30 (Thu)
- **Attendees**: ...

### 2. Action Items
| No. | Action Item | Owner | Priority | Due Date | Notes |
|-----|-------------|-------|----------|----------|-------|

### 3. Meeting Details
#### Decisions Made
#### Key Topics and Discussion Points
#### Notes for Future Meetings / Other

優先度: 🔴 High(ブロッカー)/🟡 Medium(実施すべき)/🟢 Low(あれば良い)

反復ごとの Findings Report

各レビュー反復は、重要度・場所・引用・修正案を含む指摘リストを生成します。完了報告ではその合計を要約します。

曖昧マーカー

  • * To be confirmed — 推論内容、ユーザー側で要確認
  • [Details unclear] — ソースが不明瞭・断片的
  • (To be confirmed) — 担当者欄に付与する場合、オーナー未確定

7. ベストプラクティス

  • レビューループは絶対にスキップしない — 短い議事録でも最低1回は実行してから完了報告
  • 日付は必ず Python コマンドで検証 — LLMの記憶ベースは不確実なので絶対に頼らない
  • ユーザー指定の名前は表記そのまま保持 — 「田中さん」を勝手に「Tanaka」に正規化しない
  • 指摘にはソースを引用 — 修正の根拠が監査可能になるように
  • 決定事項は言い換えない — 実際に合意された言葉に近い形で記録
  • 完了報告では * To be confirmed を必ず可視化し、ユーザーが追って確認できるようにする

8. 他スキルとの連携

  • video2minutes と組み合わせて、動画→文字起こし→レビュー済み議事録 を一気通貫で実行
  • 生成後にさらに深い品質スコアリングを行いたい場合は meeting-minutes-reviewer を後段に配置
  • アクションアイテムを project-managerproject-artifact-linker に渡し、プロジェクト計画への追跡性を確保
  • 関連ワークフローを探す場合は同カテゴリの一覧を参照: カテゴリ一覧

9. トラブルシューティング

  • ドラフト中の日付・曜日がおかしいpython3 -c "import datetime..." の検証が走っていない可能性。明示的に再実行を依頼してください
  • アクションアイテムが漏れている — ソース内の「should / will / TODO / 確認 / 対応 / フォロー」をgrepし、Check 3(漏れ)にフォーカスして再反復させてください
  • 発言者名がセクション間で揺れている — Check 4 のみで再反復。スキルはソースの表記に正規化します
  • 3反復終了時にHIGH指摘が残る — 多くはソース自身に矛盾があるケース(トランスクリプト自体が食い違う等)。報告内のソース引用を見て手動解決してください
  • 完了報告に * To be confirmed の一覧がない — 通常は完了報告の末尾に出力されます。表示されない場合は、ソースに推論対象の欠落がなかった可能性があります

10. リファレンス

参照ガイド:

  • skills/meeting-minutes-writer/references/output_format.md — 議事録の正準構造、推論ルール、曖昧マーカー
  • skills/meeting-minutes-writer/references/self_review_checklist.md — 5つの必須チェックと反復ロジックの詳細基準

アセット:

  • skills/meeting-minutes-writer/assets/minutes_template_ja.md — 議事録テンプレート(日本語)
  • skills/meeting-minutes-writer/assets/minutes_template_en.md — 議事録テンプレート(英語)
  • skills/meeting-minutes-writer/assets/findings_report_template.md — 反復ごとの指摘レポートテンプレート(日英バイリンガル)

English Version

  • 詳細な解説、背景説明、個別の運用判断は English version を参照してください。