Operations Manual Creator
STEP フォーマットと ANSI Z535 準拠の注意・警告分類で構造化された操作マニュアルを作成するスキル。
API 不要
スキルパッケージをダウンロード (.skill) GitHubでソースを見る ワークフロー バイリンガル
目次
概要
Operations Manual Creator は、業務システムの操作マニュアルを構造化して作成するスキルです。各手順は STEP フォーマット(Specific/Target/Expected/Proceed)で記述され、一貫性と明確さを確保します。注意・警告ラベルは ANSI Z535 に準拠した分類(DANGER/WARNING/CAUTION/NOTE)を使用し、トラブルシューティングガイドとエスカレーションパスも含む包括的なマニュアルを生成します。
日本語・英語の両方で出力可能で、エンタープライズ環境に対応しています。
こんなときに使う
- 業務システムの操作マニュアルを作成する
- 標準作業手順書(SOP)を作成する
- システム運用マニュアルを作成する
- エンドユーザー向けのユーザーガイドを作成する
- オンボーディング用の作業手順書を作成する
前提条件
- Claude Code がインストール済みであること
- operations-manual-creator スキルがインストール済み(
cp -r ./skills/operations-manual-creator ~/.claude/skills/) - 外部 API やツールは不要
仕組み
6 ステップのワークフローで進行します:
- スコープ・対象者定義 – 対象システム、カバーする操作、対象者のスキルレベル(初級/中級/上級)を明確化
- 操作一覧の棚卸し – 全操作を ID(OP-001, OP-002, …)、頻度、ロール、依存関係、見積時間でリスト化
- 手順記述 – STEP フォーマットで各操作を記述:
- Specific: 何をするか(正確なアクション動詞)
- Target: どの UI 要素か(ボタン名、メニューパス)
- Expected: 実行後に何が起こるか
- Proceed: 成功を確認し次のステップへ進む方法
- 注意・警告の付与 – ANSI Z535 準拠の分類(DANGER/WARNING/CAUTION/NOTE)を該当ステップの前に配置。警告を無視した場合の結果も必ず記載
- トラブルシューティングガイド – 症状-原因-解決策テーブル、デシジョンツリー、3 段階エスカレーション(L1 セルフサービス、L2 ヘルプデスク、L3 エンジニアリング)
- 組み立て・レビュー – 全コンポーネントをテンプレートに組み立て、目次を生成し、品質チェックリストを実行
STEP フォーマットの詳細例
各手順ステップは STEP の 4 要素で記述します。以下はユーザーアカウント作成操作の具体例です:
| STEP | 内容 |
|---|---|
| Specific | 「新規ユーザー追加」ボタンをクリックする |
| Target | ユーザー管理画面の右上(メニュー > 管理 > ユーザー管理) |
| Expected | 「新規ユーザー登録」モーダルダイアログが開き、名前・メール・ロールの空欄フィールドが表示される |
| Proceed | モーダルが表示され、名前フィールドにカーソルがあることを確認してステップ 2 へ進む |
手順全体ではメインステップ(1, 2, 3…)、サブステップ(1.1, 1.2…)、条件分岐(1a, 1b)の番号体系を使用します。各ステップにスクリーンショットプレースホルダー [Screenshot: {説明}] を含め、後から実画像を差し替えられるようにします。
ANSI Z535 安全ラベルの分類
マニュアル全体で一貫した注意・警告ラベルを適用するため、ANSI Z535 に準拠した分類を使用します:
| レベル | 色 | 使用場面 | 例 |
|---|---|---|---|
| DANGER | 赤 | 不可逆的なデータ破壊、アカウント削除のリスク | 「DANGER: 『全レコード削除』をクリックすると全データが完全に削除されます。この操作は取消できません。」 |
| WARNING | 橙 | 全ユーザーに影響する変更、一括操作、権限昇格 | 「WARNING: 認証方式の変更により、全 500 ユーザーが即座に再ログインを強制されます。」 |
| CAUTION | 黄 | 予期しない結果、未保存データの消失、長時間処理のリスク | 「CAUTION: このレポート生成は最大 30 分かかる場合があります。ブラウザタブを閉じないでください。」 |
| NOTE | 青 | 便利なヒント、ベストプラクティス、アクセス要件 | 「NOTE: この画面にアクセスするには管理者ロールが必要です。権限がない場合は IT に問い合わせてください。」 |
ラベルは必ず該当ステップの前に配置し、警告を無視した場合の結果を明記します。
操作一覧の構造
手順記述の前に、スキルは包括的な操作一覧テーブルを作成します:
| OP-ID | 操作名 | カテゴリ | 頻度 | 対象ロール | 見積時間 | 前提条件 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| OP-001 | ユーザーアカウント作成 | ユーザー管理 | 随時 | 管理者 | 5 分 | – |
| OP-002 | ロール権限の付与 | ユーザー管理 | 随時 | 管理者 | 3 分 | OP-001 |
| OP-003 | 日次バッチエクスポート | データ出力 | 日次 | オペレーター | 10 分 | – |
この一覧が最終マニュアルにおける手順の順序とグループ化を決定します。
使い方の例
例 1: 在庫管理システム操作マニュアル
在庫管理システムの操作マニュアルを作成してください。
対象者: 倉庫スタッフ(IT リテラシー低め)。
入荷、出荷、棚卸しの操作をカバーしてください。
スコープ定義、操作棚卸し、STEP 形式の手順記述(スクリーンショットプレースホルダー付き)、適切な警告(出荷確定の取消不可など)、バーコード読取エラーのトラブルシューティングまで一連の工程を実行します。
例 2: CRM 管理画面の SOP
CRM 管理画面のユーザー管理 SOP を作成してください。
操作: ユーザー追加、権限変更、アカウント無効化。
対象: IT 管理者。
STEP 形式の個別手順書を作成し、管理者権限付与には WARNING、パスワードポリシーには NOTE を付与します。
例 3: クイックスタートガイド
経費精算システムの新入社員向けクイックスタートガイドを作成してください。
よく使う 5 つの操作に絞ってください。
重要な操作を選定し、初心者向けの詳細な UI ナビゲーション付き手順と、FAQ 形式のトラブルシューティングを作成します。
例 4: システム管理ランブック
PostgreSQL データベースの運用ランブックを作成してください。
対象: インフラチーム(上級者向け)。
バックアップ、リストア、フェイルオーバー、パフォーマンス監視をカバーしてください。
上級者向けのエッジケースや設定に重点を置いた手順を作成します。手動フェイルオーバーなどの破壊的操作には DANGER ラベルを付与し、レプリケーションラグのトラブルシューティングにはデシジョンツリーを提供します。
トラブルシューティング
ステップが曖昧になる
症状: 生成された手順が「設定を適宜構成する」「必要に応じて値を設定する」など、具体的なアクションを指定しない表現を使用している。
解決策: スキルは設計上、曖昧な表現を禁止しています。曖昧なステップが出力された場合は、システムに関するより詳細なコンテキスト(画面名、フィールドラベル、正確なメニューパス)を提供してください。スキルは正確な STEP フォーマットの指示を生成します。「このステップを STEP フォーマットで、正確な UI 要素名を使って書き直してください」とプロンプトすることも可能です。
WARNING ラベルが多すぎる
症状: ほぼすべてのステップに WARNING や CAUTION ラベルが付与されており、重要度が薄れてマニュアルが警告だらけに見える。
解決策: ANSI Z535 の分類基準に照らしてラベルを見直してください。DANGER と WARNING は本当に重大な結果を伴う操作(データ破壊、一括変更)に限定すべきです。通常の注意事項は NOTE(青)を使用します。「不可逆的な結果を伴わないラベルを見直し、適切なレベルに下げてください」とスキルに指示できます。
対象者に対してマニュアルが長すぎる
症状: 生成されたマニュアルが数百ページに及び、対象者(例: 一般ユーザー)はその一部しか必要としていない。
解決策: ワークフロー 1 でクイックスタートガイドのスコープオプションを使用してください。「クイックスタートガイド」を指定すると、最もよく使う 5-10 の操作に限定した出力になります。包括的なマニュアルの場合は、スコープ定義時に対象ロールを指定して、ロール別の分冊(管理者ガイド、ユーザーガイド、オペレーターガイド)に分割することを検討してください。
ヒントとベストプラクティス
- 1 ステップ = 1 アクション: 複合操作は分解します。複数のクリックや入力を 1 つのステップにまとめません。
- UI 要素は正確に: 「保存する」ではなく「画面右上の青い『保存』ボタンをクリック」のように正確な名称で指定します。
- 警告はステップの前に: DANGER/WARNING/CAUTION/NOTE は該当ステップの前に配置します。後には置きません。
- スクリーンショットプレースホルダー:
[Screenshot: {説明}]マーカーが含まれるため、後から実画像を差し替えられます。 - 曖昧表現の禁止: 「適宜」「必要に応じて」などの曖昧な表現は使用しません。すべての条件を明示します。
関連スキル
- incident-rca-specialist – インシデント後の振り返りと根本原因分析
- markdown-to-pdf – 生成したマニュアルをプロフェッショナル PDF に変換
- technical-spec-writer – IEEE 830 準拠の技術仕様書作成