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AI時代の新開発手法:超高速軽量ウォーターフォール

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Fujisoft America, Inc.
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AI時代の新開発手法

超高速軽量ウォーターフォール

発表日: 2025年5月30日

発表者: Fujisoft America, Inc. AI推進部

対象: 企業の経営陣・IT部門責任者

参考文献:
AI時代の新開発手法「超高速軽量ウォーターフォール」|Rinte
https://note.com/rinte/n/n46a06bdc43d4

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アジェンダ

生成AIがシステム開発に与える影響
従来の開発手法とその課題
現在のAI開発ツールの現状と限界
「超高速軽量ウォーターフォール」の提案
新手法の具体的なプロセス
実装支援ツール「GEAR.indigo」
日本企業の競争優位性
まとめと次のステップ
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生成AIがシステム開発に与える影響

2022年11月

GPT-3.5リリース

生成AI革命の始まり

現在

開発領域が最も熱い分野

実装工程中心のサポート

近未来

工程全体の変革

開発手法そのものの進化

重要な洞察: 現在の主要なAIプロダクトは実装工程をサポートするものが多いが、今後は工程全体の在り方自体が変わってくる

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従来の開発手法とその課題

ウォーターフォール

定義された順序で工程を一方向で進める手法

利点: プロジェクト管理・品質管理しやすい
課題: 要件変更が困難、後戻りコスト高、フィードバック遅延
アジャイル

小さな単位で素早く開発を繰り返す手法

利点: 柔軟な開発が可能
課題: チーム連携複雑、熟練者必要、大規模化困難
スパイラル

段階的に機能を拡張していく螺旋状の手法

利点: ウォーターフォールとアジャイルの中間
課題: プロジェクト管理が複雑
プロトタイピング

試作品を早期作成し、評価と改良を繰り返す

利点: 早期フィードバック
課題: 延々と指摘続く、ドキュメント後回し
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現在のAI開発ツールの現状と限界

AI開発ツールの分類
ノーコードツール
アプリケーション開発ツール
プログラミング補助ツール
AI内蔵エディター

現状の課題

簡単なプロダクトは1時間で作れるが、実運用レベルには品質不足
規模が大きくなると全体の整合性が取りづらい
追加開発時のバグ修正で工数増加
これらの問題は「アジャイル開発で顕在化している問題と全く同じ」
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「超高速軽量ウォーターフォール」の提案

新手法の定義

従来のウォーターフォールに必要なドキュメントをそのまま作成するのではなく、AIのインプットに必要なドキュメントをAIにより生成することでドキュメンテーション工数を軽量化し高速でウォーターフォールを実行する開発手法

核となる考え方
土台を作ったうえで開発を進めることの重要性
AIは「入力情報が乏しい」アジャイルとは相性が悪い
ウォーターフォールの堅牢性とアジャイルのスピードを両立
日本人が長年極めてきたウォーターフォールの知見を活用
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新手法の具体的なプロセス

企画・要求
要件定義
設計
実装
デプロイ
1
AIによるドキュメント生成: 各工程で必要なドキュメントをAIが自動生成
2
人間によるチェック・修正: 生成されたドキュメントを人間が品質確認・調整
3
AIが読みやすい形式: 各ドキュメントを適切な粒度でAIが理解しやすいフォーマットに
重要な4つの要素: 機能要件一覧、テーブル定義、画面一覧、API定義
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新手法の主要なメリット

従来手法との比較

ウォーターフォール
堅牢性を維持しつつ、ドキュメント作成工数を大幅削減
アジャイル
システム全体の整合性を保ちながら、高速開発を実現

実現される価値

開発スピードの大幅向上
品質の安定化
プロジェクト管理の簡素化
スケーラビリティの確保

伝統的なウォーターフォールのアプローチをベースに、AIをフル活用することでアジャイルのような速度で開発を進められる手法

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実装支援ツール「GEAR.indigo」

GEAR.indigoの機能
超高速軽量ウォーターフォールを実行するための専用プロダクト
要件定義書・設計書の自動生成
Next.jsソースコードの生成
CursorなどAIエディターとの連携最適化

追加機能

工数見積もり機能
リバースエンジニアリング機能
プロジェクトマネジメント支援
包括的ドキュメンテーション

生成されたソースコードのディレクトリにドキュメント情報を格納し、AIエディターでの開発時に参照しやすく工夫

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日本企業の競争優位性

長年培ったウォーターフォール開発の知見

長年ウォーターフォール型の開発を極めてきた日本人だからこそできること

AI駆動開発時代の大きな武器
体系的なドキュメンテーション文化
品質管理への深い理解
プロセス標準化の経験
大規模プロジェクト管理のノウハウ
Fujisoft America, Inc.の強み
富士ソフトグループの豊富な開発実績
日本とアメリカの開発文化の融合
AI技術への積極的な投資と研究
エンタープライズ向けソリューションの専門性
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導入ロードマップ

フェーズ1: パイロットプロジェクト(3ヶ月)
小規模プロジェクトでの概念実証
チームトレーニングと手法の習得
ツール環境の構築
フェーズ2: 本格展開(6ヶ月)
中規模プロジェクトへの適用
プロセスの標準化と最適化
品質メトリクスの確立
フェーズ3: 全社展開(12ヶ月)
大規模プロジェクトでの運用
継続的改善プロセスの確立
ROI測定と効果検証

期待効果: 開発期間30%短縮、品質向上20%、コスト削減25%

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まとめと次のステップ

重要なポイント
AI時代の新開発手法「超高速軽量ウォーターフォール」は、日本企業の強みを活かした革新的アプローチ
従来のウォーターフォールの堅牢性とアジャイルのスピードを両立
AIによるドキュメント生成で工数を大幅削減
GEAR.indigoによる実装支援で実現可能

お客様へのご提案

パイロットプロジェクトの実施
ROI評価と効果測定
段階的な導入計画の策定

Fujisoftのサポート

専門コンサルティング
チームトレーニング
継続的な技術支援

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Fujisoft America, Inc.
Email: inquiry@fsi-america.com
Phone: 650-235-9422

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